「着物を着たあと、丸洗いに出せば汗も落ちると思っている」

実はこの認識は間違いです。

結論から言うと、
汗は丸洗いでは落ちません。

この点を知らずに丸洗いだけで済ませてしまうと、
後から黄ばみやシミとして浮き出てくることがあります。


■なぜ汗は落ちないのか

理由は「汚れの種類」にあります。

  • 汗 → 水溶性
  • 皮脂 → 油性

丸洗いは油性汚れには強いですが、
水溶性の汚れには対応できません。


■汗を放置するとどうなるか

汗は時間とともに酸化し、
黄色や茶色に変色します。

特に

  • 背中
  • 帯下

に多く見られます。


■見えない汗が一番危険

見た目がきれいでも、
内部に汗が残っていることがあります。

これが後からシミとして出てくる原因です。


■丸洗いだけで済ませるリスク

・数ヶ月後に黄ばみ
・落ちにくいシミになる
・修復費用が高くなる


■正しい対処法

汗がついた場合は

👉 汗抜き(または水処理)
👉 必要に応じてシミ抜き

が必要です。

▶着物の汗抜きについて詳しくみる

▶着物のしみ抜きについて詳しく見る


■こんな場合は注意

  • 夏着物
  • 長時間着用
  • 汗をかいた自覚あり

👉必ず追加処置が必要


■専門店での判断が重要

汗の状態は見た目では分かりません。

経験のある職人が判断することで、
適切な処置が選ばれます。


■まとめ

汗は丸洗いでは落ちません。

そのため、
着物の状態に応じた処置が重要です。

汗ジミは早めの対応が重要です。

どの処置が必要か分からない場合でも、
状態を確認しながらご案内いたします。